コロナ禍におけるランニング中のマスク着用について 熱中症に伴う考え方

皆さんはランニング中にマスクを着用しますか?私は個人的にはマスクの着用はしていません。語弊がないように伝えると私はほぼほぼ1人で走りますし、人とすれ違うこと時は距離が取れるコースしか選択していません。

目次

運動時におけるマスク着用と熱中症との考え方

日本におけるコロナの感染とスポーツの関わりにおいて1番最初のインパクトがあったのは、2020年の東京マラソンの中止の発表からだったと記憶しています。何がどうなってるかわからない中で、難しい判断だったと思います。

感染防止の観点からランニング中のマスクやBUFFなど、ネックゲーター等で口元を覆うことが山中教授により推奨されました。それ以降はマスクをしていても歩行者とすれ違う時に背中を向けられたり、汚いものを見るような目で見てくる方も増えました。メディアが報じる影響力の大きさに悩まされるランナーも多かったと思います。

その後気温が高くなり、マスク着用と熱中症予防をどう両立するかについて議論が交わされる中、WHOからも2020年6月に「ランニング中はマスクの着用が必ず必要ではない」とされ、同年6月に環境省と厚生労働省から示された『熱中症予防×コロナ感染防止で「新しい生活様式」を健康に!』に以下のように記載されています。

熱中症予防のために屋外で適切な距離が取れるときは、マスクを外すことが推奨されています。なかなか浸透しませんね。コロナ禍になって1年が経ちますが、未だにランナーに対する風当たりは強く感じます。

今一度、熱中症対策として密にならない時はマスクを外しても大丈夫ということを、改めて確認いただけたらと思います。水分補給も忘れずにこまめに行いましょう。

公益財団法人日本スポーツ協会から出された『スポーツイベントの再開に向けた感染拡大予防ガイドライン』には、「スポーツ中のマスクの着用は参加者の判断によるものとするものの、参加の受付、着替え、表彰式等のスポーツを行なっていない間、特に会話する時には、マスクの着用を求めることが考えられます」と、かなり大人の事情が詰まった言い回しになってしまっています。まぁ仕方がないですね。

ランニング用のマスクは感染防止には意味がありません

販売しているメーカーの方に聞きました。
『売ってるけど、感染防止の効果は全くありません』
そう、みんな気がついてます、通気性抜群のマスクをする意味のなさを。テレビで取り上げられた山中教授の口を覆えるものをランナーはつけましょうという呼びかけと、感染症、疫学的に根拠のないランニング中に発生する飛沫の映像から、『ランナーは危険』というメディアの煽り。

マスクをつけることに意味はないけれど、つけるだけで相手に不快感を抱かせないのであれば、マスクをつけておくことはエチケットとして成立します。だから作って売っているということです。
メーカーからしてみればビジネスチャンスになりうることですし、望まれていることなのでその需要に応えるというのは当然なのですが、気持ちは複雑だそうです。

以上を踏まえ、感染防止の観点では意味がないし、暑いから熱中症防止の観点でもつける必要がないという気持ちが強い筆者ではありますが、都会では情報が行き届いていない人からの非難のリアクションは止まることはありません。ということで、ランニングのマスク、または口元を覆うことができる代替品についてご紹介していこうと思います。私は今はつけませんが、サンプルをいただいたり、コロナ初期で付けていてよかったものをご紹介します。

強いてつけるならこのマスク

付け心地と通気性で選ぶならコレ
PAAGO WORKS RUSH MASK


UVカット、冷感が嬉しいホンモノのネックゲーターを選ぶならコレ
BUFF


日焼け防止と呼吸のしやすさを考えるならコレ


ランナーによく選ばれてるのはコレ


まとめ

ランニング中のマスクの着用はオススメしません。人との距離をとって、快適に走れる環境に身を置きましょう。時間を早朝や深夜にずらすだけで随分人目も気にならなくなります。それでもなお、人とのすれ違いが多くなってしまうエリアに住んでいる方は、人目から自分を守るためにマスクを着用をするのも必要ですよね。

熱中症に気をつけて楽しく走りましょう。

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