ランニングで効果抜群!?ルナサンダルのメリット・選び方・サイズ感・販売店舗など

以前、『ナチュラルランニングシューズの選び方とブランド別の特徴』というブログを更新し、中でも1番のオススメに『ルナサンダル』を挙げさせていただきました。今回は、なぜルナサンダルが1番オススメなのか、履くことでどんなメリットがあるのかについて迫っていきたいと思います。

ルナサンダルってどんなサンダル?

 ズバリ、走り方を正してくれるサンダルです。これを履くことで、走るときの着地の位置が重心の真下に着きやすくなります。ルナサンダル(特にべナード2.0)を履くと、ソールの薄さから足の裏への刺激が強くなります。この刺激が強いので正しく歩いたり走らなければ衝撃が痛みとなって体に伝わってきます。この痛みを避けるように体は痛くならない歩き方や走り方に近づいていきます。

チェック

その場で足踏みしてみましょう

その場で足踏みをする時にかかとからガツガツと着地する人は少ないと思います。
本来は衝撃を少なくするように足裏全体で着地することが
自然な体の使い方というのがわかりますね。。

このように人間本来の体の使い方を思い出すことが、ルナサンダルを履くことのメリット・目的になります。

ルナサンダルの誕生ストーリー

ご存知の方も多いかと思いますが、2010年ころにリリースされた『BORN TO RUN』という本で、『走ると私の足はどうして痛むのか』について探究した人物がいます。この著書の中に登場するベアフット・テッドことテッド・マクドナルド氏がメキシコのコッパーキャニオンと呼ばれる山域で走る民族『タラウマラ族』と出会い、タラウマラ族が履くサンダル「ワラーチ」に目をつけます。

そしてワラーチ作りの名人「マニュエル ルナ氏」からその作り方を教わります。人間が本来の体の使い方を取り戻すこと、より自然な体を取り戻すことの重要性を書いたこの『BORN TO RUN』は世界中に広がり、ナチュラルランニングのバイブルとして今でもなお読み続けられています。


ルナサンダルの効果

ルナサンダルを履いて日常生活を送るだけで、さまざまな効果が出てきます。とにかく履いて体験することが重要です。この章ではルナサンダルの効果について迫っていきたいと思います。

姿勢に対する効果
ルナサンダルを履いて外に出るだけで、まず姿勢に対して大きな効果があります。『ナチュラルランニングシューズの選び方とブランド別の特徴』というブログでも紹介させていただきましたが、カカトが高くなっているシューズとは違い、家で裸足で立っている時と同じ姿勢になります。

かかとが高くなっているシューズで姿勢を真っ直ぐする時よりも、体のバランスがよく、高い姿勢をキープできます。良い体の使い方の基本は良い姿勢から始まります。履いて外に出るだけで姿勢に対する高い効果が期待できます。

足指に対する効果
指先が広がることで窮屈な靴から開放されます。また足の裏には足つぼマットなどでもわかるように、多くの感覚器が備わっています。足指が広がることで足のアーチと呼ばれるドーム状の衝撃吸収機能が働くようになります。また指先までしっかりと刺激が伝わることで、使っていなかった指先の機能まで使えるようになってきます。

走り方に対する効果
冒頭でも記載したように、走り方に対する効果は絶大です。かかとからガツガツと着地すると衝撃が強いので、足裏全体で優しく着地をするように体の使い方が変化します。体の感覚が敏感でない方の場合は、それでもかかとから着いてしまう場合があるので、ケガをしないためにも足裏全体で着地することに対して意識はした方がいいでしょう。

またルナサンダルを選ぶことで、「正しいランニングフォーム(着地)を身につけよう」と意識することができます。ルナサンダルを履くだけでなく、『『ランニングで足が痛い』痛みにくい走り方のポイントと、改善への考え方』第3章「これを読めば大丈夫!走り方改善のポイント」に記載されている1分間に180回の着地を心がけましょう。180回の着地のやり方については、リンクよりページに遷移してご確認ください。

脳に対する効果
普段履いているランニングシューズや革靴、スニーカーなどでは、靴が地面からの情報をシャットアウトし、何も考えずに気持ちよく歩いたり走ったりすることができます。ルナサンダルを履くことで、自分で気持ちよく着地をできるポイントや踏むと痛い石などを視覚で捉え、常に足元に集中し脳が考えて判断し、体を動かします。

ルナサンダルではありませんが、ある統計では、裸足で走った時の方が集中力が高まるというデータも出ています。裸足に近い状態(ルナサンダル)で走ることで、脳にもいい刺激になることでしょう。

考え方に対する効果
ここまで読んできてお気づきになる方もいると思います。ルナサンダルを履くことで、「必要最小限」のクッションで人間に本来備わっている衝撃吸収の能力を引き出すことから、ルナサンダルを履かれる方には「必要最小限」のモノで生活するミニマリストと呼ばれる人たちがいます。

言い方を変えると、自分に必要なものをよく知っている人たちです。自分が生活する上で、山に行く上で、最低限の快適さを保ちつつ不要なものを排除し、本当に必要なもだけを持つ。そんな考え方にもさせてくれる道具と言えるでしょう。

また、ルナサンダルで「走り方」を改善しようと思う人の中には、走る時の痛みについて「靴や履物に原因を探すのではなく、自身の走り方に目を向ける」という考え方の人が多いです。つい道具のせいにしたくなることも、自分に原因を探すことで、より良い方向に意識を変えていかれる方が多いなと感じます。

ルナサンダルの種類

最初に選ぶべきモデル『Venado2.0』

最初に選ぶモデルとして1番のオススメは『Venado2.0』というモデルになります。このモデルを抜きにしてルナサンダルは語れません。まずは、1番薄く、「自分の足の音」が聞こえるべナード2.0から選んでいきましょう。ルナサンダルのコンセプトを1番感じることができます。

重さもサイズによりますが110g〜120g前後と、すごく軽量なので旅先や出張に、そしてトレッキングではテント泊用にと携帯しやすいということで、1番選ばれているモデルにもなります。


山や川、アウトドアにすべらないモデル『Oso Flaco Winged Edition』

オソフラコ・ウィングドエディションは、トレッキング・トレイルシューズで最も耐久性があり、最も滑りにくいと言われるVibram社のメガグリップを採用しています。山や川でのアクティビティにオススメです。

本来のナチュラルランニングの要素とは少し離れてしまうので、2足目などに選んでいただくのがオススメではあります。特に走らない方であれば、1足目に選んでいただいて問題ありません。

一昨年からリリースされたWinged Editionはこのオソフラコと次にご紹介するモノという2つのモデルで採用されています。こちらは最初にご紹介したVenadoとは違い、カカトのストラップがズレ落ちることがないため、初めての方でも簡単にフィットさせることができます。樹脂製のパーツなので、硬くて皮膚が擦れる・・ということもほとんど耳にしませんのでご安心ください。


汎用性が高い『Mono Winged Edition』

汎用性が高いMono Winged Editionは、普段履きに最高です。一定のクッション性もあるため初めての方でも安心して履くことができます。また、Venado2.0では少し心もとなかった長い距離を歩いたり走ったりする時にも安心して使用できます。このサンダルでウルトラマラソンを走る強者もいらっしゃいます。


ルナサンダルのサイズ感と選び方

ルナサンダルを選ぶ際に1番頭を悩ましてきたのがサイズ感の問題です。販売しているお店に行けばフィッティングしてもらえるので問題ありませんが、自分の足にあったサイズ表記がわかりにくいのがルナサンダルの問題点でした。

サイズ選びのポイント

サイズ選びのポイントはズバリ『実寸』です。ご自身の足の実寸を測ったことはありますでしょうか?シューズを購入しに行った店頭で測ってもらえたりもしますが、店舗にいかなければわからないのも事実。平たく言えばかかとからつま先までの長さのことを実寸と言います。靴選びだと足幅や足囲など他にも要素が出てきますが、ルナサンダルに関して言えば、かかとからつま先までの長ささえ合っていれば、ほぼほぼ問題なく履くことができます。

足の実寸の測定については、なかなか難しい部分もあるので改めて書きたいと思います。

サイズ選びのポイント(店頭編)
店頭で履くことができる場合は、サンダルに足を通す前にサンダルの上に足を乗せてかかとからつま先までがピッタリ収まっていれば問題ありません。また、指が明らかに出る、つま先に1cm近く余裕が出る場合についてはサイズが合っていませんので、サイズを変えてトライしましょう。

サイズ選びのポイント(ネット通販編)
難しいのがネット通販ですよね。アメリカのルナサンダルのサイトでは自宅のプリンターで印刷できるサイズシートを発行していますが、正直プリンターの倍率の設定を100%でやっても上手く印刷ができませんのでご注意ください。

ネット通販の時のサイズ選びのポイントとしては、足の実寸がわかっている人であれば足の実寸通りのサイズ表記で購入してください。足の実寸がわからない場合は、ご自身が履いていらっしゃるランニングシューズからつま先のゆとり分を引いたサイズが目安となります。例えばランニングシューズでつま先に1cmくらい余裕がある26cmを履いている場合は、26cmから1cm引いて25cm=US7を選ぶといった方法です。現時点で発売されているサイズは1cm刻みなので中途半端な方も多いかと思います。

ルナサンダルの履き方、ベルトの調整方法

これはもうこの動画が1番シンプルでわかりやすいのでこちらをご覧ください。

ポイントは鼻緒の方から1本のベルトで繋がっているので、
①甲のフィットを合わせる
②カカトの位置が前に出過ぎないように合わせる
※足がピッタリ収まるように
③黒いパーツを軽く持ち上げてベルトを引いて締める
④黒いパーツを甲の高い位置に調整する
の4点です。

Venado2.0についてくるテックストラップの装着方法はこちら

2021年のルナサンダルの変化

現時点でメーカーから入っている情報だと

・シアトルから製造がベトナムへ
※2020年のものからベトナム生産に切り替わっているそうです

・0.5cm刻みのサイズが出るとのこと
※サイズ感がより細かくなるので、わかり次第レポートしようと思います。

販売店舗について

ルナサンダルを買いたいと思っても意外と売っていないことが多いです。下記に記載いたしますが、年間約4000足のルナサンダルが日本に入荷しているとメーカーの方から聞いたことがあります。全国で4000足なのであっという間に売り切れてしまいますよね。メーカーサイトで販売している店舗の中から在庫が店舗をピックアップしたいと思います。

また、毎年入荷が4〜5月くらいみたいなので、ネットショップがないところは入荷しそうな時期のInstagramを見てから行くのをオススメいたします。

関東

STRIDE LAB (東京 多摩市)
こちらは楽天でも在庫が豊富にあることが確認できています。メーカーの直営店でもあるので間違いないでしょう。

さかいやスポーツシューズ館 (東京 神保町)
こちらは何年も前から置いていあります。ルナサンダルのイベントなどもやっていましたので、在庫もきっと多くあると思います。

Trippers (東京 立川)
こちらも毎年Instagramで見かけます。在庫もおそらくそれなりに入っていると思います。

Runboys!Rungirls! (東京 馬喰横山)
こちらも毎年Instagramで見かけます。日本で初めてのトレイルランニング専門店なので有名店です。人気店なので在庫がすぐになくなってしまいそうですね。

Hiker’s Depot (東京 三鷹)
こちらはULハイク界では有名な土屋さんという名物店長がいます。とにかく商品セレクトと知識量がすごいので、1度は接客を受けてみるといいお店です。店内がコンパクトなので在庫に関しては不明です。

カモシカスポーツ山の店・横浜店 (神奈川県 横浜)
ルナサンダルの取扱は、神奈川県でカモ横さん一択といえます。以前行ったことがありますが、在庫もその時はたくさんありました。神奈川県の規模で一択なので、すぐなくなっちゃいそうですね。

中部・北陸

Blue Earth (福井県福井市)
こちらはインターネット通販でも在庫があるのをよく見るので、おそらく店内にも在庫がしっかりあると思われます。ネット通販がイメージしやすい画像を提供しているので、買いやすさがあります。

refalt (長野県中野市)
こちらも在庫は多そうです。こちらも画像がわかりやすくて買い物しやすそうですね。

SUNDAY (山梨県甲府市)
こちらも甲府の人気店です。商品セレクトが抜群によく、ファッションの方にもアクティビティ重視の方にも愛される素晴らしいショップです。在庫が入るタイミングではそれなりにありそうです。

ATC Store (静岡県富士宮市)
こちらもトレイルランニングの世界では有名なショップです。オーナーの芦川さんはUTMF(富士山の周りを走る100マイルレース)の最もハードと呼ばれる麓エイドを統率します。商品セレクトやお店の雰囲気も良く、在庫も多そうです。

アウトドアショップMOOSE (愛知県名古屋市)
こちらも名古屋の名店です。オーナーの石田さんのInstagramを見ているといつも山の中にいます。フィールドで常にテストしているからか、発信される情報の内容が濃く、度々アウトドア雑誌などでも取り上げられています。在庫も多そうです。

moderate (三重県四日市市)
こちらも三重県の名店です。アウトドアだけでなくファッション性にも優れた商品セレクトが素晴らしいです。行ったことはありませんが、ネット通販の状況を見る限り在庫は多そうです。

関西

Run Walk Style (大阪市中央区)
こちらは大阪の名店、YURENIKUIなどのバッグなども手がけるお店です。ガンバフンバくんなど独特なキャラクターを生み出すなど、関西エリアのランナーで知らない人はいないでしょう。ネット通販を見ていても在庫は多そうです。

ソトアソ (大阪府交野市)
こちらは実店舗だけでなくネット通販も非常に充実しています。各種イベントなども充実し、ぜひ足を運んでみたいお店の1つです。

HEIMAT BERG (兵庫県加古川市)
こちらはキャンプ・登山・トレラン・クライミングなどを専門に扱うショップで、現在クライミングウォールをお店の近くに建設中との情報も・・このコロナ禍でもきっと上手な経営をされているのでしょう、大変興味深いお店です。調子がいいお店は大体在庫もしっかりと準備しています。

九州

Grips Outdoor (福岡県宗像市)
九州の名店といえばココ、というべきでしょうか。ネット通販が非常に豊富で丁寧に写真撮影をしたりフィールドでテストしていたりなど、いわゆる買いたくなるお店です。在庫もきっと多いことでしょう。

ラリーグラス (福岡市中央区)
福岡の中心エリアにある老舗のアウトドアショップです。店内も広く在庫も多そうです。

STRIDE LAB福岡 (福岡市中央区)
こちらも福岡の中心エリア(ラリーグラスさんとも近そうです)にあり、メーカーの直営店として在庫には期待できます。

まとめ

まずはルナサンダルについて理解を深めましょう。さまざまな効果があることがわかりましたね。そして何より1番大事なのは履いてみることです。特にVenado2.0をオススメします。
難しいと思われていたサイズ感も靴でつま先1cmくらい余っていたらそこから1cmくらいマイナスすれば概ね大丈夫です。
販売店舗(特に在庫が多そうなお店)についても概ね紹介できたと思います。入荷のタイミングは毎年4〜5月ですが、昨年は10月くらいだったみたいなので、今年の入荷時期を待たなくても手に入るチャンスがたくさんありそうです。

ぜひ楽しんで履いてください。ではまた