みんな気になるカロリーのお話。
今回は登山での消費カロリーについて計算表を作ってみたので、よかったらやってみてください。ちなみにスピードは考慮されていないので、かなりのスピードで歩かれる方は、登山のコースタイムを参考に少し水増ししても良さそうですね。とにかく一般的な情報として参考にしてください。
『あなたの』登山での消費カロリーを計算しましょう
消費カロリー=運動強度(METs)×体重×運動時間×1.05
で計算できると言われています。上記の計算式でご自身の運動強度を選んでいただき、体重と運動時間(分)を入力するだけで簡単に計算することができます。ここで計算式に入れられているMETs値については、国立健康・栄養研究所が出している『改訂版・身体活動のメッツ(METs)表』を元に計算されています。
出典リンク:改訂版『身体活動のメッツ(METs)表』
高尾山を往復した時の消費カロリーはどのくらい?
東京にお住まいでない方にはあまりイメージが付きにくいかもしれませんが、初心者でも登ることができる一般的でよく知られた有名な山といえば『高尾山』です。
せっかくなので、高尾山での登山では一体どのくらいの消費カロリーになるのか、気になる方もいらっしゃると思うので、計算してみましょう。
登山と観光の両方を味わうために、登りは『稲荷山コース』、下りは『1号路』の合計6.9kmで計算してみることにしました。
想定1:体重65kgの成人男性、5kgの荷物を背負って歩たとき
登りはコースタイムの100分、下りは80分の合計3時間になります。途中の休憩などはカロリー計算からは除外して考えます。すると、1495kcalと言う消費カロリーが導き出されます。おそらく下りの時は運動強度が落ちるため、1495カロリーよりかは少なくなると思います。※1
運動強度だけ考えれば登りの方がきついかもしれませんが、登山で負荷が大きいのは下りであるのも事実。実際にブレーキの動作をかけながら歩くわけなので、下りの時に筋肉に大きな負荷がかかることは想像できますよね。ちなみにですが個人的な感覚でお伝えさせていただくと1500kcal近く消費しているとは到底思えません笑、あくまで計算上の数値ということで認識いただければと思います。
※1、荷物を背負った状態での下り坂のMETs表がないため正確には出せません
想定2:50kgの女性が3kgの荷物を持って、同じルートを歩いた時
上記の計算式に入れていただくとすぐに1024キロカロリーと出てきます。荷物が少なくても大体1000キロカロリーくらいは高尾山の往復で消費するんだなと考えていただければ問題ないということになりそうですね。あくまで一般的な例ですが。
カロリーを気にするなら食べ物も大事
1000キロカロリーというと、かなり消費した気になってしまいますね。ただし油断は禁物。高尾山には大人気の天狗焼きや五平餅といった誘惑が多数存在します。
※ちなみに天狗焼きは今川焼きより少し大きめなので250キロカロリーくらいかと思います
黒豆のあんが絶妙の天狗焼き
もちろん、観光をかねて高尾山に登る場合はカロリーばかりを気にしていたら楽しめるものも楽しめませんね。天狗焼きは美味しいので食べた方がいいと思いますが、行動食には栄養バランスが良いナッツなどがおすすめです。
下山後に待ち構えているのが『おそば』です。高尾山といえばおそばですからね、高尾山のケーブルカー乗り場の前にはたくさんのおそば屋さんがあります。おそばはカロリー的にも控えめなので、カロリーを気にされる方に優しい食べ物です。天ぷらを食べすぎないように注意しましょう。
まとめ
登山におけるカロリー計算は
運動強度(METs値)×体重×運動時間×1.05で計算することができます。
高尾山を例に一般的な登山での消費カロリーを計算してみました。高尾山の往復でも歩くと大体1000キロカロリーくらいは消費するんだなと覚えておいていただけると、目安になるかと思います。
また、カロリーを気にされる場合は、消費するエネルギーよりも摂取するエネルギーの見直しも必要不可欠ですね、お菓子など食べすぎないように注意していきましょう。