どーも店長です🌟
3月12日に『10,000人規模のイベントを作ってみたい』というブログを書きました。ただ人を集めるだけだったらどうにかなると思いますが、そこにはターゲットとしたい人がいて、どんなふうにしていきたいかというイメージもあって、それは個人的なものではなく社会的に意義があるものにしたいという願望もあるので、多くの人に関わってもらわないといけない。
例えば先日ディレクターとして読んでいただいたTRAIL OPEN AIR DMEOでは、お隣の青梅高水国際トレイルランからの集客もあり全体で約5,000人という人が集まりました。5,000人でも相当な人数が来てるな〜と感じるところではありますが、とても良いのがトレイルランニングというスポーツに興味関心がある人がほとんどでそれだけの人数が来場していることでした。
例えば人は集まるけれどお金が動かないイベントなんていうのは世の中たくさんあるわけで、いわゆる長く続いているお祭りの多くはそんな感じだと思います。人はたくさん来るし、出展者もたくさんいる。でも1人あたりで使っている金額を勘定すると大して使っていない。だから比較的大きなお祭りにも多くの税金が投入され、民間よりも比較的人件費の高い行政職員が長期にわたって動いていたりします。
つまり純粋に動員した人の落とすお金だけで運営が回るというイベントやお祭りって地域にはほぼほぼないのではないかと思います。もちろん歴史や伝統もあるし観光PRのために長期的な目線で行政的にも継続した方がいいよねというイベントは今後も継続すべきだと思います。しかしながら、役所の人員が動いて税金を投入することでどうにか継続できているお祭りは果たして今後本当に必要だろうか?
イベンターの立場から言わせていただけるのであれば、主催者はもう少し頭を使う必要があるように思う。予算を引っ張るためにはコンセプトを磨いて共感を得られるようなものにしなければならないし、予算の引っ張りどころもどうにか探していく必要があるし、人に動いてもらうためには普段から人付き合いに気を遣っておくべきだとも思う。そんなに全部やったら疲れてしまう・・という人は主催者には向かないかもしれない。
今後、必要のない税金をイベントに使うことに対してNOを言う人が現れるだろう。いや、現にたくさんいると思う。役所の中で進まない働き方改革にはこれらの不必要なイベントに駆り出されていることも容易に想像できるだろう。ならば民間で、行政的にもよく、参加する人にもよく、運営側にとってもよい、サポーターにとってもよい、という四方よしの形を作ることが今後求められるだろう。
参加する人たちや出店する人たちから運営資金として出展費用や売り上げとして回収し、自走できるようにサポートしてくことが本来の行政側の目指すべき地域イベントの形であると思う。その1番大きな役所の役割として求めたいのが『公共施設』の有料での貸し出しである。全部が全部イベント会社のように上手くはいかないだろうし、多少はイベントごともないと地域でのつながりは薄れてしまうかもしれない。お金も人手も役所は出す必要がなく、一定の基準以上の書類を準備すれば公共施設を借りられる状態(もちろん取捨選択の基準が難しいとは思います)が目指せるのであれば、それはイベントの主催者にとって大きな一歩になると思います。
来年10,000人の動員を目指そうと思うクリスマスイベントは、税金の投入は望まないし役所の人の実働も望まない。もちろん相談すべきところで話は聞いて欲しいと思っているけれど、民間の事業者同士が連携してお客さんにとっても運営者側にとっても、応援する人にとっても、行政側にとってもメリットのある提案をしていけたらと思う。
そしてそれらは社会的に有意義な形をとって、多くの『貢献』の気持ちを集めていく。そんな人が10,000人集まったら素晴らしいイベントになる気がしている。具体的な妄想はまた今度。
と言うことで今回はここまで。また書きます。