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コラム

10,000人規模のイベントを作ってみたい / 現状の外にゴールを作る

どーも店長です🌟

先日、人生で初めてコーチングを受けました。コーチングを受けた結果、『10,000人規模のイベントを作ってみたい』という目標を設定することになりました。なぜこうなってしまったのでしょう?笑
少しずつ書いていきます。

コーチングを受けたきっかけ

現場に満足できずに客観的に自分を見てみたいというのがシンプルなきっかけです。

まず、私は人のアドバイスを素直に受け入れる方ではありません。割と疑い深いから薬なんてほとんど効いたことがありません。信じるものは救われるのであれば間違いなく救われないタイプの人間です。
紆余曲折あれど、何をやっても自分は『そこそこなレベルの人間だなぁ』と感じていました。公務員をやっても、転職しても、イベントを作ってみても、そこそこなんでも上手くいく。健康でさえいられれば食いっぱぐれることはないだろうと思える。しかし、到底満足できるレベルの人間になることはできていないと自覚していました。

そんな時に尊敬する先輩(森村ゆき氏)が『認知科学に基づくコーチング』を勉強していてモニターを募集しているという。疑い深い人間であるため、大した経験もしていない自称コーチ(が山ほどいると思っている)の言葉なんて絶対に私の耳には届かないが、この人の言葉なのであれば素直に1回聞けると思って連絡。。。

子供の頃やスポーツにおいてはコーチが必ずいたのに、大人になってからコーチに現在の状態を把握してもらい、客観的なアドバイスを受けるということがなかったので、まずは客観的な判断を求めて受けてみたいと思ったというきっかけでした。

コーチングを受ける前の予習について

事前にnoteでどんな理論でどんな状態を目指すのかというのをチェック。どんなMTGもそうだが、あらかじめこんなことを話すということが設定されていないといい準備はできない。それと同じで準備をするためのコンテンツが用意されていました。

ざっくり書くと、現状の外側にゴールを置くことで今の自分に足りないことを見直すきっかけを作るというもの。ここでいうゴール設定を導くことをサポートしてくれるのかと。
このゴールは誰かの役に立ちたいとか、褒められたいとか(have toー他人軸)ということではなく、人や親から止められてもついやってしまう、人生を通してやりたいと思えるような欲求(want toー自分軸)であるものを設定すること。

コーチはこのhave to を見抜き、want toの純度を上げつつhave toを辞める決断を促していくのだそう。詳しくはnoteをチェックしてみてください(note

コーチングによって確認できたこと

どちらかというとビジネス分野の停滞感を改善したいなと思って、少しやる気がアップしたらもう少し勢いをつけて頑張れるのかなと考えていました。が、そもそも今やっているビジネス自体がwant toではないということを確認。自分には合っているし、そこそこの成果も出ている。しかし『稼ぐ』以外の特別なモチベーションが湧いておらず、無償でできるかといったら絶対にやりたくない。have toを辞める決断をしてwant toに専念する・・というのは口でいうのは簡単だけれど人生そんな甘くない。

そこで別の切り口が待ってくれている。
今の事業は『仕事』ではなく『ファイナンス』という分野に移し、単純にwant toを達成するためにお金を稼ぐという手段として割り切るというもの。(全部で分野が8つに分かれている)

そして自分のwant toが『イベント』の分野であること。確かにイベントは儲かる時もあれば赤字になる時もある。赤字を乗り越えてでも「こんな企画、みんな買うよね!?」「サイコーでしょ?」という自信を持って人を楽しませる企画を考えることに没頭できる。もちろんイベントの当日は華やかだがイベントの準備はとにかく地味な調整の連続。それでも自分が描く『こんな景色が見たい』が鮮明に描けるし、続けていくために黒字にしなければならないものの多少の赤字で凹むことは絶対にない。

確かに個人で企画するイベントだけで食べていける人はほんの一握りだろうし、それだけに絞るのもこの時代の働き方としてはどうかなと思う。本気の仕事にしたら多分クライアントからめちゃくちゃな要求されたりして嫌いになりそうかなと想像したりもできる。そんなこんなでイベント1本で生きることから外れたのが28歳のとき。それまで3年間はアルバイトしながらイベントを飛躍させるために頑張っていたけど、自分の力の及ばないところで様々なことが起き、半ば挫折したタイミングだったのかもしれない。

現状の外にゴールを設定すること

人によって同じ刺激を与えられたとしても反応はさまざま。ある人は痛いと思えることがある人には気持ちがいいということが起こるように、自分にとっての刺激に対する反応を変えていく。そのためにWant toを『現状の外にゴールを設定』することで、必要のない行動を減らし、やりたいことに集中していくというもの。

私にとっての『現状の外のゴール』は10,000人という数字になりました。
昨年、オファーから2ヶ月で制作したTHE FIRST TRAILは参加者が464人、ディレクターを務めているTRAIL OPEN AIR DEMOと隣で地元の方がやっている青梅高水国際トレイルラン(25年近く続いている)という大会を合計しても約4,000人〜5,000人規模のイベントであり、10,000人というのはさらに倍の数字である。

この10,000人を設定する際に、『会場がパニックになって警察が来るくらい人を呼びたい』というのが、イベンターとしての自分の欲求であることに気がつきました。そのくらい人を集められたらきっと私はとても楽しいし、その楽しいの中には自分が表現したい世界が少しは共有できるだろうという気持ちがあります。そして10,000人は今の自分にとっては考えられない数字であり現状の外、そして具体的で評価がしやすい。

ゴールを設定するとやることが見えてくる

この10,000人を目標にしようと思うと、自分のリソースだけでは絶対に達成できないことが猿でもわかります。多くの人と協力し、利害関係を調整し、一緒に動いてもらう仲間を集めることからスタートしなければならないし、そしてこの仲間を集めるという行為はそんなに短時間でできるものではありません。

まずは自分からメリットを差し出し、お手伝いをしていくことで信頼を得たり、人に何かをお願いしたり発注したり受注したりと、いろんな気持ちや対価の交換を続けることで信頼を積み重ねていく。そのためには多くの時間が必要であり、その時間を絞り出すためには仕事の効率も上げなければならなくなる。仮に土日はイベントのお手伝いに捧げると全振りした場合は週5日の営業で同じパフォーマンスを出さなければならなくなる。もしくはある程度の事業の発展をセーブしてでもやらなければならなくなる。

なるほど、そういえば今までなんとなく「売上をいくらにしたい」という自分にしかわからない目標数値を追いかけていたから「そこそこ」で、個人では到達できないところに目標を置いたり数値を定めることで逆算して全ての行動を変えていかなければならなくなるのかということが理解できた。

とは言えたった数時間の会話で自分のリソースを全振りするほどの欲求なのかはわからない。しかし、そんな景色を見られたら感慨深いなという気持ちが沸々と湧いてくるのである。

コーチング後の行動の変化

相変わらず好きなドラマは見ちゃうし、仕事の効率化を進めようにもどうしたら飛躍的に集客が増えるかなんてわからない(分かってたら困らない)ので、まずは口に出していくことからスタート。

今日は新規事業のチラシのデザインをしてくれる地元のデザイン会社(大池デザイン、みなさんよろしくお願いします)の大池さんにそんな人数を集めるイベントがやりたいので、協力をよろしくと伝えてみた。当然デザインのチカラが必要になったら発注もする。

声に出さねば知られることもない、まずは知らせるところから始める。そして同じく今日はこのブログに書いて、届く範囲ではあるがSNSに流してみようと思う。

具体的な1つのゴール

『いつまでに』を設定しないと動かないのが人間。もちろん提出期限ギリギリで確定申告(今日終わりました)をする私はその筆頭。
会場の関係もあるけれど、来年の『日野サンタマラソン』とそれに付随するイベントや企画もろもろで関わる人間を10,000人に持っていきたい。もう1年と9ヶ月しかない。まずはその準備として今年のイベントの体制や内容や協力機関を作り上げていく。

どうだろう、10,000人。ちなみに昨年3ヶ月で作った日野サンタマラソンは参加者約600人、デジタルスタンプラリーで200人の合計800人でした。個人レベルでいきなりやるとこんな数字にしかならない(とは言え仕事の片手間でやってるんだから頑張ってる)わけで、10,000人はなかなかの目標設定になるのはご理解いただけるだろう。

この1年9ヶ月をどのように過ごし、どのように人間関係を作り、どのように仕事のバランスを取り、どんな作戦で行くのか。少しでも興味を持っていただけたら、ぜひお知らせいただけたら嬉しいです。

この写真で約200〜300人(キッズが帰った後なので)

まとめ

今回は尊敬する先輩にコーチングを受けたことによって、『現状の外にゴールを作る』を具体化していきました。結果的に10,000人規模のイベントを作りたいということになったのですが、やり方がわかりません。
とにかく目標に向けて1歩踏み出しつつ、1年9ヶ月後にどんな状態になっているかをたまに報告していこうと思います。

馬場 保孝

馬場 保孝

ディレクター、音響運営なんでもお任せください。 イベントの便利屋さんです。最近WEBも頑張ってます。

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